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林 光二
JAERI-M 84-127, 47 Pages, 1984/07
本報告は最小2乗法に基づく自己図帰モデル・フィッティングの2つのアルゴリズム(Marpleおよび北川・赤池のアルゴリズム)の数値的評価に関するものである。正弦波あるいは正弦波に白色雑音を付加した信号からサンプルされた3種類のデータを用いて、これらのアルゴリズムのシュミレーション・スタディを行なった。この結果、従来のもの(Yule-Walker、Burgのアルゴリズム)に対して以下の点で優れている事が明らかになった。(1)データ中に強い周期成分が含まれている場合でも、安定な数値計算が行なえ、またその結果も妥当である。(2)少数サンプル・データのフィッティングの際に起るARスペクトル・ピークの周波数バイアス誤差が非常に小さい。
田坂 完二
JAERI-M 6145, 74 Pages, 1975/06
標準スペクトルの形の線エネルギーに対する依存性を正しく考慮し標準スペクトル法の適用範囲を拡大した。数種類の線エネルギーに対して求められた標準スペクトルを線エネルギーに関して内挿し、各線に対する標準スペクトルを求める。単一ピークのスペクトルからバックグランドを取除き、データを平滑化して各エネルギーに対応する標準スペクトルは求められる。本方法はフォトピークの形を標準スペクトルで表わし、バックグランドを一次式で近似し、最小2乗法により線スペクトルを解析するものである。
田坂 完二
JAERI-M 5947, 285 Pages, 1975/01
原子炉燃料の燃焼率等をその線スペクトルから求めることを目的とし、線スペクトルを精度よく解析する方法-標準スペクトル法-が提唱されその適用性に検討が加えられた。標準スペクトル法は解析する線と近いエネルギーの単色の線のスペクトルの測定結果をもとに、それからパックグランドを差引きデータを平滑化したものを標準スペクトルと定義し、この標準スペクトルでフォトピークの形を表わし、パックグランドを1次式で近似し、最小2乗法により線スペクトルを解析するものである。この方法の主な特徴はピークの形が精度よく必要最小限の数のパラメータで表現されている為、数多くのピークが複雑に重なりあっている線スペクトルでも精度よくしかも収束性よく簡単に解析できる点にある。照射済燃料の複雑な線スペクトルに本方法を適用し、Uの中性子捕獲反応率、燃料の燃焼率、燃焼履歴などが求められた。
田坂 完二
JAERI-M 5067, 36 Pages, 1972/12
半導体検出器による線スペクトルの測定結果を最小2乗法によるフィッティングで解析するに際し、各チャンネルに於ける各ピークからの線成分を計算するのにチャンネル中心に於けるShape関数の値を使っていた在来の方法を改め、チャンネル巾にわたってShape関数を積分して与えるようにした。Shape関数は単一のエネルギーの線のスペクトルからバックグランドを差引き、データをスムージングして求められる。ガウス関数で模擬して線スペクトルを与えた場合および実際の線スペクトルについて解析した結果、今回の改良により線ピークのピークエネルギー、ピーク面積および半値巾のフィッティング結果のチャンネル巾に対する依存性が小さくなり、チャンネル巾が広い場合でも精度よくフィッティング出来ることが確認された。
田坂 完二
JAERI-M 5016, 45 Pages, 1972/10
前に発表した線スペクトルのフィッティングプログラム「FIT」を改良して、各チャンネルに於ける各線ピークからの線強度すなわち各ピーク成分を計算するに際して、Shape関数をチャンネル巾にわたって積分して求めるようにした。それによって線ピークのピークエネルギー、ピーク面積、半値巾等のフィッティング効果のチャンネル巾に対する依存性が小さくなり、チャンネル巾が大きい場合でも精度よくフィッティングすることが可能となった。